チュートリアル T-4
「1部・形式」

【目次】

講座

T

 講座No

ファイル名

内容

備考

  第1回 T-1 cr-11  「1部・形式」 (A)メロの作曲 【C調】
  第2回 T-2 cr-12  「1部・形式」 (A)メロの「コード」伴奏の付け方 【C調】
  第3回 T-3 cr-13  「1部・形式」 (A)メロの書き方 【Am調】
  第4回 T-4 cr-14  「1部・形式」 (A)メロの「コード」伴奏の付け方 【Am調】




目次


T-4
「1部・形式」
「1部・形式」 (A)メロの「コード」伴奏の付け方 【Am調】




コンテンツ

 1 テーマ
  1。 「Aメロ」の「コード」伴奏をつける 【Am調】

 2 予備知識
  1。ダイアトニック・コード   2。ダイアトニックコード・関連表

 3 「Aメロ」の「コード」伴奏の付け方 【Am調】
  1。 アウトライン  5。 「ダイアトニック・コード」による伴奏の付け方
  2。 「主要3コード(和音)」  6。 似たもの同士のコード (代理コード)
  3。 「コード」の判定・決め方  7。 「ダイアトニック・コード」伴奏の付け方・例
  4。 「主要3コード」による伴奏の付け方・例  







1。 テーマ    

  

1。「Aメロ」の「コード」伴奏をつける  【Am調】

今回は、「1部・形式」における、「(A)メロ」「コード」伴奏付けについて行います。








2。 予備知識    

  
今回学習する講座の「予備知識」をいくつかあげておきました。

「テーマ」の学習にあたり、「基礎・下知識・参考」として、「必要」な場合は読んでください。
「不要」な場合は、「カット」して飛ばしてください。


2-1。ダイアトニック・コード

◆ 「Am調(イ短調)」で、主に使われる、「ダイアトニック・コード」は、Am。Bm♭5。C。Dm。Em(E7)。F。G7。






◆ 「Bm♭5」は、「Bm-5」ともいいます。
◆ Emは、「自然的・短音階)。 E7は、「和声的・短音階」 のコードです。






2-2。ダイアトニックコード・関連表

 「Am調」

3和音 Am Bdim
Bm♭5
C Dm Em(E) F G
ラ・ド・ミ シ・レ・ファ ド・ミ・ソ・(ソ#) レ・ファ・ラ ミ・ソ(ソ#)・シ ファ・ラ・ド ソ(ソ#)・シ・レ

 

4和音 Am7 Bm7♭5 CM7 Dm7 Em7(E7) FM7 G7
ラ・ド・ミ・ソ シ・レ・ファ・ラ ド・ミ・ソ・シ レ・ファ・ラ・ド ミ・ソ・シ・レ
(ミ・ソ#・シ・レ)
ファ・ラ・ド・ミ ソ・シ・レ・ファ

 

★注意。
@ Am調(短調)は、「短調・音」が「3種類」あるため、コードの種類が、複数、考えられますが、
ここでは、「多用」されるものだけを選んで、「混在」させています。
・( )のコードは、「和声的短調」。 その他のコードは、「自然的短調」です。




参考 *



■ 注意すべき「dim」系のコード

コードネーム
(他の表記方法)
和音数 構成音
(第1・3・57音の順)
備考
@  ・Bdim
 ・Bm
♭5  (Bm-5)
3和音  シ・レ・ファ  ・dimは、「減5」
 ・「♭5」「-5」「減5」
A  ・Bm7♭5 (Bm7-5) 4和音  シ・レ・ファ  ・「ハーフdim」とも呼ばれる
B  ・Bdim7   4和音  シ・レ・ファラ♭(ソ#)  ・dim7は、「減7」。(短7・長7ではない)







3。 「Aメロ」の「コード」伴奏の付け方 【Am調】    

  
今回の講座の主要コンテンツです。 
わからない部分は、「予備知識」「HPの他・講座」などに関連した内容がありますので調べてみましょう。 


3-1。アウトライン

実際に、どのように「コード(伴奏)」をつけるか? 説明していきます。

「コード」づけのできない人からすると、とっても不思議なことをしているように見えるでしょうが、「基本」を知ってしまうと簡単です。 
「コード」を決めるわけですが、その「選択理由」は、「好み」がほとんどです。 
すなわち、「理論」では「決められない」のです。 

なので、「好み」であり、「音感(センス)」ということになります。 この「音感」・・・が「壁」です。 
「コード」の選択も、だいたい「見当」はつきます。 
しかし、「複数候補のコード」の「最終選考」ばかりは、「音感」でしか方法がありません。 ということで、
「コード」づけするための段階としては、「見当」をつけることと、「音感」で決定。 ということになります。

「見当」をつけ →  「音感」で選択。最終決定。 
ということになります。 では具体的に話をしていきましょう。






3-2。「主要3コード(和音)」

主要3コード (Am調) = Am。Dm。Em(E7)

まず、「主要3和音(コード)」で、説明します。 

この「主要3和音」とは、「ダイアトニック・コード」Am。Bm♭5。C。Dm。Em(E7)。F。G7。 の中の3つのコードなんですが、これは、「本体」・・・といったらいいでしょうか。 

実は、「主要3和音」Am。Dm。Em(E7)。は、本体であり、残りの、Bm♭5。C。F。G7。 は、「飾り」程度の存在であり、基本的には、「主要3和音」Am。Dm。Em(E7)。だけで「コード」は足りる。 音楽は「成立」します。 それくらい、この「主要3和音」とは重要なものであり、残りのダイアトニックコードは、おまけ程度です。

もちろん、実際の音楽では、「主要3和音」Am。Dm。Em(E7)だけでは味気ないので、「ダイアトニック・コード」Am。Bm♭5。C。Dm。Em(E7)。F。G7。 全てを使います。






3-3。「コード」の判定・決め方

「主要3和音」Am。Dm。Em(E7)。で「見当」をつけてみます。
まず、「コード」をつける場合は、「小節」単位で、おおまかに考えていきます。 

ある「メロディー」において、「1小節」の中の音が、例えば、「ラ・ド・ミ」の音が多ければ、「Am」コードだと、「見当」をつけます。 なぜなら、「Am」コードの構成音(和音)は、「ラ・ド・ミ」だからですね。

「メロディー」≒「コード」 の関係を思いだしてください。 また、ある「小節」の中のメロは、必ずしも、「ラ・ド・ミ」の音、全てあるような「都合」のいい場合だけではありません。  多くの場合、「ラ・ド」だけ。 「ド・ミ」だけ。 「ラ・ミ」だけ。 という場合であっても、「Am」の可能性が高いです。  以上は、「Am」コードのケースですが、

「Dm」コード。 「Em(E7)」コードの場合も考え方は同じです。 ある「小節」の中のメロの音が、「レ」や「ファ」。があれば、「Dm(レ・ファ・ラ)」コードだと、「見当」をつけます。 「ファ」や「ラ」なら、やっぱり「Dm」です。 

では、「ミ」や「シ」が多ければ・・・。 そう「Em(E7)(ミ・ソ(ソ#)・シ・(レ))」コードだと「見当」をつけます。  
簡単にまとめますと・・・





「1小節」単位で、メロディーに、「ラ。ド。ミ」の音が多ければ。。。 


「ラ。ド。ミ」の音が多ければ

Amだと目星をつける。

「音感」で確認。 よければ
決定する。

◆ 「1小節」単位で、コードを決める。(好みで、「半小節」・「拍単位」でも、可)    ◆ 「1小節」の中のメロディーの音で、「なんの音が多い」か? で、「目星」をつけます。 ◆ 「ラ。 ド。ミ」の音が多い。 ◆ 「ラ。 ド」の音が多い。 ◆ 「 ド。ミ」の音が多い。◆ 「ラ。 ミ」の音が多い。など。




「1小節」単位で、メロディーに、「レ。ファ。ラ」の音が多ければ。。。 


「レ。ファ。ラ」の音が多ければ

Dmだと目星をつける。

「音感」で確認。 よければ
決定する。

◆ 「1小節」単位で、コードを決める。(好みで、「半小節」・「拍単位」でも、可)  ◆ 「1小節」の中のメロディーの音で、「なんの音が多い」か? で、「目星」をつけます。 ◆ 「レ。ファ。ラ」の音が多い。 ◆ 「レ。ファ」の音が多い。 ◆ 「ファ。ラ」の音が多い。◆ 「レ。ラ」の音が多い。など。




「1小節」単位で、メロディーに、「ミ。ソ(ソ#)。 シ。(レ)」の音が多ければ。


「ミ。ソ(ソ#)。 シ。(レ)」の音が多ければ

Em(E7)だと目星をつける。

「音感」で確認。 よければ
決定する。

◆ 「1小節」単位で、コードを決める。(好みで、「半小節」・「拍単位」でも、可)  ◆ 「1小節」の中のメロディーの音で、「なんの音が多い」か? で、「目星」をつけます。 ◆ 「ミ。ソ(ソ#)。シ。(レ)」の音が多い。 ◆ 「ミ。ソ(ソ#)。シ」の音が多い。 ◆ 「ソ(ソ#)。シ」の音が多い。◆ 「ミ。シ」の音が多い。など。






3-4。「主要3コード」による伴奏の付け方・例

Am。Dm。Em(E7) の 「3つのコードだけ」で考える場合

◆ 「メロ」は、「ソ(ソ#)」の2種類あり、 ◆ 「コード」も、Em(E7)の2種類ありますが  ◆ 好みで選択してください。  短調には、音階が3種類あるためです。


「Am(ラ・ド・ミ)「Dm(レ・ファ・ラ)「Em(E7)(ミ・ソ(ソ#)・シ・(レ)
だいたい、「1小節」単位で考えます。 
それでは、うまくいかない場合は、「半小節」・「1拍」単位でもいいです。

例です。
「1小節め」は、出だしなので、「主和音」である「Am」が有力です。 また、
メロは、「ミ」が「2つ」あるので、「Am」にしました。

「2小節め」は、「メロ」の音を多く含む、Amのコード。 「3小節め」は、「E7」としました。
「4小節め」のメロは、長い「シ」があることと、4小節めは、「E7(Em)」がくることが多いので、E7にしました。

「5小節め」は、Amがくることが多いということと、「ド」が「2つ」あるので、Am。
「6小節め」は、「2小節め」と同じ。
「7小節め」は、分割しました。
「1〜3拍め」は、「Dm」。 「4拍め」の「シ」に「E7」を置いてみました。
こうすると、「メリハリ」よく、曲の終わりに向かいます。
「8小節め」は、最後ですので、Amで決まりです。






♪ 14.2







3-5。「ダイアトニック・コード」による伴奏の付け方

ダイアトニック・コード  

ダイアトニック - コード表 (Am調)

コード(伴奏)

構成音(コードトーン)
根音。第3音。5。7音

Am

      ラ。   ド。   ミ

Bm♭5=Bdim

     シ。   レ。  ファ

C

     ド。   ミ。   ソ

Dm

     レ。  ファ。 ラ

Em。
または (E・E7)

     ミ。   ソ。   シ  
    ((。ソ#。シ)。)

F

     ファ。 ラ。  ド

G7

     ソ。   シ。  レ。ファ

Em。(E7)は、どちらでもいいです。好みです。

今度は、「ダイアトニック・コード」でつけてみましょう。 

「主要3コード」の、Am。Dm。Em(E7) のコードづけ。とは、「最低限」の「骨格的」なコードづけです。

それだけで音楽は成立するのですが、「粗い」感じになります。 なので実際には、細かなニュアンスもないと、素っ気無い感じになってしまいますので、「ダイアトニック・コード」を使います。


◆ EmとE7  は、「7」の有無もありますが、「音階」の違いがゆえんです。 「好み」の違い程度で結構です。







3-6。似たもの同士のコード (代理コード)

F(ファ・ラ・ド)Am(ラ・ド・ミ)C(ド・ミ・ソ)

Dm(レ・ファ・ラ)Bm♭5(シ・レ・ファ)

Em(E7)(ミ・ソ(ソ#)・シ・(レ))G(ソ・シ・レ)

「代理コード」といいますが、コードは、「似たもの(≒)」があります。 そして、似たコード同士は、「代理」する場合があります。

ただ、機械的にはできません。 やはり微妙に違うわけですから、ケースバイケースですので、これは本人の「好み」で選択するしかありません。 なので、似たコードは、「好み」で好きなほうを選択してください。






3-7。「ダイアトニック・コード」伴奏の付け方・例

「ダイアトニック・コード」付け @  

では、この例で説明します。
また、「リズム」も、基本的な「7-5-7-5」(2小節毎のリズム)ではないことにも注目してください。
「6-6-6-5」

今回は、コードトーンを多く含むメロなので、コード判定は、簡単ですね。






♪ 14.3
(2回め・アルペジオ伴奏)



本来は、「耳」で判断し、また最終確認も、「耳」でするのですが、それができない場合、
機械的(足し算的)に考えて、下記の解説を参考にしてください。 ひとつの「見当」にしてください。


各小節
の判定

判定の理由。考え方 

1小節め
Am

  メロに「ラ・ド・ミ」があるので、Am
  曲の最初と最後のコードは、Amにすると、しっくりいきます。

 2小節め
G7

  メロに「ソ・シ・レ」があるので、G7

3小節め
F

  メロに「ファ・ラ・ド・ミ」があるので、F

4小節め
E7

  メロに「ミ・ソ#・シ」があるので、E7
  「4小節め」は、E7を、選択することが多いのです。

5小節め
F

  メロに「ファ・ラ・ド・ミ」があるので、F

6小節め
Dm

  メロに「レ・ファ・ラ」があるので、Dm

7小節め
E7

  メロに「ミ・ソ#・シ」があるので、E7
  7小節めは、E7が多いです。

8小節め
Am

  メロに、長い「ラ」があるので、Am。
  「長い」がポイントです。 「長い」と影響力があるので、コードの「ルート」と見当しAm。

  曲の最初最後のコードは、Amにすると、しっくりいきます。





「ダイアトニック・コード」付け A  

では、この例で説明します。






♪ 14.4
(2回め・アルペジオ伴奏)




各小節
の判定

判定の理由。考え方 

1小節め
Am

  メロに「ミ」が「多い」ので、Am
  曲の最初と最後のコードは、Amにすると、しっくりいきます。

 2小節め
G7

  メロに「レ・ファ」があるので、G7

3小節め
F-Dm

  ここは、困りましたね・・・。 ちょっと、応用になるのですが、2拍づつに分割しました。
  「前半」の1拍めに「レ」があるので、「F6」としました。 「F6」は「ファ・ラ・ド・レ」です。
  よって「F」にしました。 「6」は「付加音」といいます。 今回は参考までで結構です。


「前半」は、メロに「レ・ファ」があるので、Dm。

4小節め
E7

  メロに「ミ・レ」があるので、E7
  「4小節め」は、E7を、選択することが多いのです。

5小節め
F

  メロに「ファ・ド」があるので、F

6小節め
Dm

  ここは、「前半・後半」に、分割して、「Dm-Bdim」でもいいですが、
  今回は、シンプルに「Dm」としました。

7小節め
E7

  メロに「シ・レ」があるので、E7
  7小節めは、E7が多いです。

8小節め
Am

  メロに、長い「ラ・ド」があるので、Am。
  曲の最初最後のコードは、Amにすると、しっくりいきます。



■ 余談

「コードネーム」の表記についてですが、これは、特に決まっているわけではありません。
「細かく」表記する場合もあれば、「シンプル」に表記する場合もあります。
これは、「ジャンル」にもよりますし、一番は、「表記」する「本人」の「好み」や「勝手」です。

例えば、「3小節め」に、「F6」がありましたが、これも「F6」と表記していもいいですし、「F」としてもOKです。
要するに、決まりはありませんので、ケースバイケースで対応してください。

結局のところ、「コードネーム」は、「略号・マーク(抽象)」です。 
「本質」は、「楽譜(五線紙)」の「音符(具象)」ですので、「コードネーム」は参考程度のマークで十分です。







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