チュートリアル W-1
その他の技法

【目次】

講座

W

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内容

備考

  第1回 W-1 cr-41  「分割」 (U-X)・「代理」・「借用」・「終止(形)」 -
  第2回 W-2 cr-42  「本格・転調」・「導入句」 【C調】
  第3回 W-3 cr-43  「本格・転調」・「導入句」 【Am調】
  第4回 W-4 cr-44  「ピボット転調」。 その他 -




目次


W-1
その他の技法
「分割」 (U-X)・「代理」・「借用」・「終止(形)」




コンテンツ

 1 テーマ
  1。「分割」。 「代理」。 「借用和音」。 「終止(形)」

 2 「分割」(U-X)。 「代理」
  1。「分割(代理)」 (U-X)ツーファイブ
  2。「代理」

 3 借用和音
  1。借用和音 (副属7。セカンダリードミナント) の使い方
  2。借用和音(副属7。セカンダリードミナント)の例 【C調】
  3。その他の 借用和音 (代理)

 4 終止(形)
  1。「終止(形)」とは







1。 テーマ   

1「分割」。 「代理」。 「借用和音」。 「終止(形)」

「分割・代理」関係と、「借用和音」の関係、および、「終止(形)」関係です。

「分割・代理」関係には、有名な「U-X」(ツーファイプ)があります。 また、その他、ちょっとした、「分割・代理」もご紹介したいと思います。 「コード進行」をより工夫。アレンジするためにも必要です。

「借用和音」の関係は、「セカンダリー・ドミナント」などです。




「予備知識(参考資料)」

【備考】
「予備知識(参考資料)」は、重複を避け、画面をスリム化するため、「別ページ」にリンクしました。
必要に応じご覧ください。 







2。 「分割」(U-X)。 「代理」   

2-1。「分割(代理)」 (U-X)ツーファイブ

「分割」

「分割」とは、「1つのコード」を「2つのコード」進行に、分けること。 
簡単にいうと、「1つのC」を、「2つのC」にすることも、分割です。 「C」→「C-C」



「1つのC」「2つのC」分割する
  

C

C-C



「U-X」

「U-X」とは、「X」のコードを、「U-X」に分割することです。 


 分割する
  

X

U-X



「U-X」の例

「U-X」の例です。

C調の「G7」を、「Dm7-G7」。 また、
Am調の「E7」を、「Bm7♭5-E7」。 にすることです。

C調の場合

  G7 → Dm7-G7

Am調の場合

  E7 → Bm7♭5-E7




下譜は、「C調」です。 
「4小節め」
G7-C」の 「X-T」を、 Dm7-G7-C」に 「U-X-T」分割しました。



X-T (分割・前)



♪ 41.1





U-X
-T
 (分割・後)



♪ 41.2







2-2。「代理」


「代理」とは、簡単なケースとしては、「似たコード(≒)」に代えることです。 
「ダイアトニックコード」の中には、それぞれ、このような「代理」関係があります。


C調の場合

C≒Am。Em

 「Cの代理」は、 「Am」または「Em」コードに、代理

F≒Dm

 「Fの代理」は、 「Dm」コードに、代理

G≒Bdim

 「G7の代理」は、 「Bdim」コードに、代理

Am調の場合

Am≒C。F

 「Amの代理」は、 「C」または「F」コードに、代理

Dm≒Bdim

 「Dmの代理」は、 「Bdim」コードに、代理

Em(E7)≒G

 「Em(E7)の代理」は、「G」コードに、代理
ジャンルなどでは、「代理の解釈が違う」場合がありますが、「好み」で「適時対応」してください。

ただし、機械的に、「代理」できるわけではありません。 
最終確認としては、必ず、「耳」で聴いて確認しましょう。 



例 (C調)

「C-F-G-C」の最初のCを、
「Em-F-G-C」
に代理した場合


代理する
  
 C-F-G-C
Em-F-G-C




 C-F-G-C



♪ 41.3





Em-F-G-C



♪ 41.4









3。 「借用和音」   

3-1。借用和音 (副属7。セカンダリードミナント) の使い方

セカンダリー・ドミナント

例えば、「C調」の曲中で、「Dm」のコードがあったとしたら、そのコードの前に、「A7」というコードを前置します。 
「A7」とは、「C調」のダイアトニックには存在しませんね。 
「A7」とは、「Dm調」の「X度(X7)」のダイアトニックコードです。  

すなわち、「C調」の曲なのに、「Dm調」という「他の調」のコードを、「借りて」きて使っている。 
ということなので、「借用和音」といいます。  

別の説明をすると、「Dm」のコードを、「Dm調」の「T」と見立てると、「X度(X7)」は、「A7」ですよね。


Dm調  Dm Em♭5 F Gm Am(A7) B♭ C7
T       X7    



セカンダリー・ドミナントの種類

「C調・Am調」のセカンダリー・ドミナントの種類です。

セカンダリー・ドミナント  【C調・Am調】共用

X7-T

              G7-C

              A7-Dm

              B7-Em(E7)

              C7-F

              D7-G

              E7-Am


 ・必要なところの「固有和音」(ダイアトニック・コード)の前に、「X度上のセブンスコード」を前置する。
 ・「ワンポイント的」に使うのがよい。 たくさん使いすぎると、くどい。 
 ・「メロ」と「借用和音」が、「半音」関係の場合が生じる場合は、濁るのでできるだけさける。(修正する) 





3-2。借用和音(副属7。セカンダリードミナント)の例 【C調】

セカンダリー・ドミナント・ A7-Dm

では、実際の曲で見てみましょう。 「1〜2小節」めの部分です。 

本来は、この「1〜2小節め」のコード進行は、「C-Dm」でした。 それに対し、
「A7」という、「借用和音」を前置ました。
 
方法は、「Dm」を、「Dm調」の「T」と見なすんでしたね。 そして、
その「Dm調」の「X度(X7)」を調べてみると、「A7」です。 なので、
「Dm」の前に、前置する「借用和音」は、「A7」ということになります。 


Dm調  Dm Em♭5 F Gm Am(A7) B♭ C7
T       X7    




借用和音なし



♪ 41.5





借用和音あり (A7)



♪ 41.6
参考 *



セカンダリー・ドミナント

X7-T

               A7-Dm



【参考】
借用和音の活かし方として、「C-A7-Dm」に、「ド-ド#-レ」という「半音進行」ができます。
これを強調するように、「メロディー」なり、「コード」なり、「対旋律」なりに作ると、
借用和音は、より一層、効果がでます。





3-3。その他の 借用和音 (代理)

「準固有和音」による代理。 (同主調)

今回は、同主調における「準固有和音」の「代理」です。 

「C調」の同主調である「Cm調」のダイアトニックコードを借用する場合です。
例えば、よく使われるのは、C調のW度の「F」の代理として、Cm調の「Fm」を代理和音として使います。


 C調

T U V W X Y Z
C Dm Em F G7 Am Bm♭5

同主調

 

 

 

準固有コード

 

 

 

Cm調  Cm Dm♭5 E♭ Fm Gm(G7) A♭ B♭7

 

 

 

Wm

 

 

 




C調にて、「F」と「Fm」を、連用(併用)する場合です。 

これは、「経過音」の流れがあります。
たとえば、「F(ファ・ラ・ド)-Fm(ファ・ラ♭・ド)-C(ド・ミ・ソ)」という、コード進行の場合、
構成音の中の音の流れを分析してみると、「ラ-ラ♭-ソ」という「半音進行」の流れがあります。 



借用和音なし



♪ 41.7





借用和音あり (Fm)



♪ 41.8
*








4。 終止(形)     

4-1。終止(形)

終止(形)

「終止(形)」とは、「終止」を含むコード進行のことです。 

 D-T
X-T
全終止
G-C (C調)



「カデンツ」と「終止(形)」

今回は、C調。 「C-Am」-「F-Dm」-「G7」-「C」 を使って、「カデンツ」と照らしあわせて考えてみましょう。

これを「カデンツ」でみてみると、「T-T」-「S-S」-「D」-「T」となります。
 (T・トニック。 S・サブドミナント。 D・ドミナント)
このように、「カデンツ」を利用すれば、コード進行を作ることもできるわけです。

ちなみに、
細かな話しではありますが、「C-Am」は、どちらも「T」ですし、また、「F-Dm」も、同じ「S」です。
この場合、コード進行は、逆にしてもよさそうですが、一般的には、このようにする場合が多いです。

その辺のところは、「好み」や「例外」もあると思いますが、最後は各自、「音感」で選択してください。






♪ 41.9
*







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