「転調」 U

【目次】 T U

講座

U

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内容
  第1回 U-1 jp-21  「転調・入門」@
  第2回 U-2 jp-22  「転調・入門」A 「転調」のページ・一覧表





U-2
「転調・入門」A









。 テーマ      (指示なきは「C調」)

  

1。 「転調・入門」A

話しが途中なので、もう少し「転調」続きです。







。 「転調」のページ・一覧表

  

1。 「転調」のページ・一覧表

「転調」関係の「ページ」「一覧表」をまとめました。 転調に興味のある方は、関係ページを学習ください。

作曲講座 (その他)      ・【転調】

  ・上記で、「総合」的に一貫して学習できますので、ここだけで十分ですが、



  ・下記も、「補助」、参考に、ご利用ください。

作曲講座 (チュートリアル)  ・W-2  ・W-3  ・W-4  ・X-1。 3-2 (転調曲)  ・X-2
ピアノ伴奏法 A        ・V-3  ・V-4  ・V-5
ポピュラーピアノ作曲講座   ・V-4  ・V-7
日本伝統音楽         ・U-1  ・U-2 (このページ)







。 「部分・転調」(近親調)     

3-1。 「まとめ」1

■ 前項をまとめますと、機械的ではありますが、こんな感じになります。

「C調」では、近親調である「Dm」。「Em」。「F」。「G」のコード部を、「Dm調」。「Em調」。「F調」。「G調」「部分・転調」するためのきっかけにするわけです。

このように、まとめておけば「部分・転調」する場合に、どの「調性」では、どんな「特徴音(変化音)」があったっけ? と忘れたり、調べ直す手間がありませんので便利ですよ。

特に、「和声的・短音階」の場合、「導音」が発生しますし、さりとて、「全て」「属音」「導音」化するわけではなく、普通、「属和音」の区間だけです。 ということで、ちょっとしたことですが、転調するたびにわからなくて、あれ? なんだったっけ? ってなっちゃうんですよね。。。 ^^

ちなみに、譜例478.18。478.19。は、「1小節・単位」ですが、音楽的・フレーズ的に「短すぎる」所為でしょうか。 違和感を覚えます。 一般的には、「2小節」程度は、最低必要な区間のように感じます。



♪(487.18)





♪(487.19)









3-2。 「まとめ」2

■ やはり、ある程度「フレーズ」の長さというものがないと、不自然のようです。
ということで、譜例478.20のように、「フレーズ」とは基本的に、「2小節・単位」に存在しますので、この単位「部分・転調」するくらいが、短くとも必要かと思います。


■ ちなみに、譜例では、各「フレーズ」「最初」ではなく「最後」のコードが、各「転調」「調性」「主和音」になっています。 これが、「T-7」とは異なっています。 すなわち

  ・「第2フレーズ」であれば、「フレーズの最後」「Gコード」を、
   「転調先」「主和音」と見なし「G調」とし、逆算して書き直しています。

  ・「第3フレーズ」であれば、「フレーズの最後」「Fコード」を、
   「転調先」の「主和音」と見なし「F調」とし、逆算して書き直しています。

この「逆算」仕方は、ケースバイケースです。 任意「カデンツ」を組んでください。 なので、ちょっとコツを掴むために練習が必要ですね・・・


■ また、お気づきのように、「コード」「転調先」「主和音」と見なし「(新)調」とし、逆算して書き直しています。 とは、「セカンダリー・ドミナント」の理論と同じですね。 ただ、逆算する区間長くなっただけです。
 


♪(487.20)


「難しい」音楽理論でしたが、実は、「簡単な」音楽理論を、しっかり意識すけば理解できるものです。
それは「カデンツ」です。 「カデンツ」とは、「I-IV-I」。「I-V-I」。「I-IV-V-I」のことです。

理論をやった人であれば、最初に習う理論ですので、だれでも知っています。
しかし、この「カデンツ」道具として応用・活用できない人が多いかと思われます。

「難しい」「部分・転調」も、「簡単」「カデンツ」応用に過ぎません。
なので、理解できない方は、もう一度、「カデンツ」とはなんぞや? ということを復習してみましょう。

すなわち、「カデンツ」とは、「調性」間橋渡しをする「道具」ということですね。
そうすれば、どんどん理論がわかるようになるかと思います。


■ ということで、基本的な「部分・転調」についてまとめてみましたので参考にしてください。
まぁ、「転調」というと、例えば、「C調」。「D調」。「E調」・・・と、「キー」の移動したイメージがあり、この「固定観念」だけが強く、そのため、「転調」が理解できない原因でもあるようです。

私自身、最初はそうでしたから・・・ ^^
しかし、どう考えてもそれだと「部分・転調」が変なんです。 「本格・転調」ならともかく・・・
特に、「メロ」が、「部分・転調」のたび「上下」したら、そりゃ単純に考えてもおかしいですよね。。。

もちろん、「部分・転調」のたび「上下」させる場合もありますが、一般に「メロ」ラインは、「順次進行」中心であり、ときどき「飛躍」する程度です。 なので、「部分・転調」のたび「上下」させること自体、不自然なはずです。

また、「転調」の学習をしていると、ここまでは「何調」。 そして「転調」し、ここからは「何調」と解説してあるのに、やはり、「メロ」ラインはほとんど変わらない・・・。 ということで、どうしても「部分・転調」のたび「上下」させるという概念とは一致しないのではないか・・・? と悩んだ時期がありました。

そもそも「ピボット転調」なら、これは、「なめらかに」転調させる技法です。 要するに、
「ピボット転調」は、「いつの間にか」転調させてしまっているほど、「自然」に転調させる技法です。
それなのに、「メロ」ラインが「転調」した瞬間「上下」したら「?」と感じてしまいます。

それに、「近親調」「やりやすい」という解説に、引っかかっていました。
なぜ、「近親調」なら「転調」がやりやすいのか? 今一、理解できませんでした。
「V-I」後の転調なら、ダイレクトに「遠隔調」にも転調できるからです。

ということで、「T-7」。「T-8」でもおわかりの通り、「メロ」ラインも、ほとんど「上下」していませんし、「近親調」なら、簡単に、「転調・復調」していますね・・・。

たったそれだけの「疑問」を解決するのに長い歳月がかかりましたが、同時に、飛躍的に「転調」の理解も進み、「簡単」にできるようになりました。 しかし、確かに、「転調」を理解するのは難しいかもしれません。 「説明」がなかなか難しいしづらいので、一番は、「試行錯誤」することです。

あれこれ「試す」「実験」することが、学習のポイントだと思います。
もう一つは、「理論」です。 「音感」だけで「転調」するのは「なかなか困難」ですので、「理論」という「ガイド(手引き)」があると助かりますよ・・・

「部分・転調」「復調」や、また、「連続・転調」する場合の「解決」「連結」が難しいので、「理論」で考えると簡単です。





3-3。 「その他」

「前項(I-7)」において、「(部分)転調」は、@「キー」(メロの音高・主音の高さ)A「スケールの変更」というようなことを書きました。 (その他、B「長調・短調」の変更)

特に、@・Aについてですが、「前項」では、Aを知らない人が多いと思いましたので、それだけを主体に書きましたが、ちょっと注意したいのは、「平行調」「部分・転調」です。

例えば、「C調」「Am調」ですが、この間には、「3度」の関係があります。
これを、単純に「スケール」の変更をすることもできますが、音楽的に聴いた場合、「?」と感じる場合があります。

話しは変わりますが、「C調」「メロ」に、「下3度」「副旋律」を付ける場合があります。
これは、不思議にも、「Am調(短調)」のメロのように聴こえます。

要するに、「C調」「Am調」メロは、「3度」ずれがあります。 というか、「メロ」を一つに特定するのはおかしいのですが、

とにかく、「C調」「Am調」の間で「部分転調」した場合は、@「キー」(メロの音高・主音の高さ)も、「3度」ずらして確認することもおすすめします。(3度ずらすとは、平行移動ではないので注意)

そうすると、「メロ」が単に「調性」の変更ではなく、音楽的にも美しい変更ができる場合が多いです。
「インスト(器楽)」では、それほど気になりませんが、「歌メロ」の場合気になるときがあります。

説明が難しく冗長になりますので、他の講座で書いた「ポピュラーピアノ・作曲 V-7」を参考にしてください。 こちらも、分かりづらいと思いますが、説明が難しいので各自で研究してみてください。

ちなみに、こちらの説明は、「Am調」を元(視点)に、「C調」メロを説明しているので、「上3度」となっていますが、基準(視点)の違いだけで、概念は同じです。


■ また、@「キー」(メロの音高・主音の高さ)に関連して、転調時、メロラインの音高も移動する場合があります。 その場合は、「前後のフレーズ」との、「音高の整合」をとる必要があります。 これも、話しが長くなりますので、詳細は、作曲講座の「その他」「転調」関係をご覧ください。


■ 今回は、基本的な内容でしたので、「ダイアトニック・コード」だけでしたが、それ以外の「ノン・ダイアトニック・コード」というものがあります。 これについて触れておきます。

「ノン・ダイアトニック・コード」「機能和音(T・S・D/カデンツ)」との「連結」関係ですが、通常、アナリーゼする場合、カデンツを考えますが、「ノン・ダイアトニック・コード」がでてくると複雑になります。

ですので、「裏コード」などの明確な機能が分かるものはいいですが、「セカドミ」などは「連結」を難しく考える必要はなく、いうなれば「無視」して構いません。 「セカドミ」=「飾り」ですので、特に、「セカドミ」のコードと、「その前」のコードとの連結は考えなくていいです。

要するに、「セカドミ」=「飾り」ですので、あってもなくてもいいような存在なので、「連結」関係を無理に考えなくてもいいです。 理論も、結局、「後付け」なので、なんでもかんでも「理論」で説明しようとすると、「屁理屈」になるだけで役に立つわけでもありません。 ということで、理論で分析し理解するのはいいのですが、「役に立つ」範囲に留めましょう。






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