♪潮風のエチュード
講座 |
U |
講座No |
ファイル名 |
内容 |
□ | 第1回 | U-1 | jp-21 | 「転調・入門」@ |
□ | 第2回 | U-2 | jp-22 | 「転調・入門」A 「転調」のページ・一覧表 |
□ | 第3回 | U-3 | jp-23 | 「耳コピ」(前置き) |
□ | 第4回 | U-4 | jp-24 | 「耳コピ・入門」@ (メロディー) |
□ | 第5回 | U-5 | jp-25 | 「耳コピ・入門」A (バス/ベース) |
■ | 第6回 | U-6 | jp-26 | 「耳コピ・入門」B (コード)1 |
□ | 第7回 | U-7 | jp-27 | 「耳コピ・入門」C (コード)2 |
□ | 第8回 | U-8 | jp-28 | 「耳コピ・入門」D (コード)3 |
□ | 第9回 | U-9 | jp-29 | 「耳コピ・入門」E (合奏) |
U-6 | |
「耳コピ・入門」B |
「コード」関係です。 ■ 「耳コピ」では、「単音」より、「和音」のほうがずっと難しいわけです。 やはり、「複数」の要因を、同時に捉えるのは難しいです。 「単音」の場合も、実践では、「リズム」と「音程(高さ)」の、「2つの」要因が重なっているので、 「耳コピ」では、「リズム」と「音程(高さ)」を、「分けて」やるとやりやすいように、 「和音」の場合も、「複数」の音を、同時に捉えるのは難しいので、「一音」ずつ捉える方法も練習してみましょう。 また、実践では、「転回」もあれば「不完全・和音」もあります。 ということで、いろいろ試行錯誤して練習してみましょう。 |
■ 「コードの種類」を聴き分けるため、とりあえず、いくつかとりあげました。 また、音の高さによって感じ方が違って聴こえますので、「C系」と「F系」と「G系」を作りました。 楽器を使って確認したり、コードの種類の違いをよく聴きましょう。 |
■ 「C系」です。 ちなみに、「Cdim=Cdim7」で読み替えても可。 (Cdimと略すことが多いです) ■ ここでは、「ピアノ」の音色です。 「ストリングス」のような持続音でないので難しいですね。 練習方法ですが、「和音」として「一括」して種別を聴き採る練習です。 ■ もう一つ別の練習として、「一音」ずつ聴き分ける。 追いかける練習をしてみます。 例えば、7つのコードが並んでいますが、それぞれ、「バス(ルート)」のラインだけ追いかける。 要するに、「ド」。「ド」。「ド」。「ド」。「ド」。「ド」。「ド」。ですね。 次に、「第3(4)音」のラインだけ、 要するに、「ミ」。「ミ♭」。「ミ」。「ミ♭」。「ミ♭」。「ミ」。「ファ」。 次に、「第5音」のラインだけ、 要するに、「ソ」。「ソ」。「ソ」。「ソ♭」。「ソ♭」。「ソ」。「ソ」。 最後に、「第7(6)音」のラインだけ、 要するに、「-(無し)」。「-」。「シ♭」。「シ♭♭」。「シ♭」。「ラ」。「-」。ですね。 なかなか、最初は、聴き採りにくかったり、他の音に耳が行ってしまいますが、次第に、追い掛けられるようになります。 |
![]() ♪ chord-C1.0 ♪ chord-C1.0-str (ストリングス・オクターブ上) |
■ ちなみに、「C系」は音が低すぎる所為か、「バス(ルート)」のラインが聴き採り難いので、 下記の「F系」や「G系」のほうがやりやすい感じです。。。 実際の楽曲では、「バス」は「独立」していたり「強調」されますし、さらに、「特長ある動き」もあります。 実際の楽曲では、「バス」ラインは、「メロ」ほどではありませんが、「動的」なラインです。 それに対し、「内声」は「静的」で、一般的には「動きの少ない」パートであることも覚えておきましょう。 また、実際の楽曲では、「バス」は「ピアノ以外」の「ベース」などですから、合奏されている場合はいろいろな楽器を総合的に捉えればわかりやすいですね。 |
■ 「F系」です。 同じ種類のコードも、音程が違うと「響き」が違う所為か、違って聴こえますので、慣れるために違う音程です。 |
![]() ♪ chord-F1.0 |
■ こちらの方が、「バス(ルート)」のラインは、聴き採り易いですね。 ちなみに、「バス(ルート)」のラインは、「余韻」が他の音よりも若干長めに残っていますので、 「バス(ルート)」が聴き採り難い場合は、最後に残った「残音」を注視して聴いてみてください。 |
■ 「G系」です。 |
![]() ♪ chord-G1.0 |
■ こちらの方が、「バス(ルート)」のラインは、聴き採り易いですね。 |
■ 主な「ダイアトニック・コード」です。 「短調」系の「属和音」は「V7」でやっています。 |
■ C調 |
![]() ♪ dai-C1.0 |
■ 前回同様、「一音」ずつ聴き分ける。 追いかける練習をしてみます。 7つのコードが並んでいますが、それぞれ、「バス(ルート)」のラインだけ追いかけてみます。 要するに、「ド」。「レ」。「ミ」。「ファ」。「ソ」。「ラ」。「シ」。ですね。 同様に、次は、「第3音」だけ。「第5音」だけ。「第7音」だけのラインで追い掛けてみましょう。 |
■ Am調 |
![]() ♪ dai-Am1.0 |
■ F調 |
![]() ♪ dai-F1.0 |
■ Dm調 |
![]() ♪ dai-Dm1.0 |
■ G調 |
![]() ♪ dai-G1.0 |
■ Em調 |
![]() ♪ dai-Em1.0 |
■ 「コード」の種類の違いを意識しましょう。 楽器で確認しましょう。 |
■ C調 |
![]() ♪ C3 |
■ 実践に近い「コード進行」でやってみます。 同じように、「バス」ラインだけ。「第3音」ラインだけ。「第5音」ラインだけ。「第7音」ラインだけ。追い掛けてみましょう。 「バス」ラインだけを聴き採る際、「ド」。「ソ」・・・。ではなく、G7の「シ」が聞えやすいですが、 意識して、G7の「ソ」も聴き採りましょう。 音程が低すぎて、聴こえにくいので、「4-3」の「F」キーの高めで練習してもいいです。 「4-3」の「F」キーなら、聴き採りやすいでしょう。 ■ 実践では、やはり「バス」ラインを、まず、聴き採ることがポイントです。 「バス」ラインが分かれば、「ダイアトニック・コード」の目星は付きますから、より探しやすくなります。 ■ 「作曲」方法には、「メロ先」と「コード先」があります。 もう少し、細かく分けると「コード先」も、「コード(進行)」の場合と「バス(ライン)」だけの場合があります。 特に、「バス(ライン)」だけの場合ですが、まず、「バス」だけを書き、それに対し、次に「コード(進行)」を付けるわけです。 すなわち、「バス(ライン)」だけ分かれば、「コード(進行)」が自動的に決まるわけではありませんが、「見当・選択肢」が絞れます。 ということで、「作曲」の力が必要ですが、「バス(ライン)」だけを聴き採ることの重要性・関連性がありますので、「作曲」できる方は、応用してみてください。 また、「メロ先」作曲(ソプラノ課題)の方が多いかと思いますが、「コード先」作曲の特に、最初に「バス」だけ(バス課題)を書き、作曲する練習もやってみましょう。 |
■ Am調 |
![]() ♪ Am3 |
■ 「バス」ラインだけを聴き採る際、音程が低すぎて、聴こえにくいので、「4-4」の「Dm」キーの高めで練習してもいいです。 |
■ F調 |
![]() ♪ F3 |
■ Dm調 |
![]() ♪ Dm3 |
■ G調 |
![]() ♪ G3 |
■ Em調 |
![]() ♪ Em3 |
■ 「コード」の種類の違いを意識しましょう。 楽器で確認しましょう。 |
■ C調 |
![]() ♪ ran-dai-C1.0 |
■ 「バス」ラインだけ。「第3音」ラインだけ。「第5音」ラインだけ。「第7音」ラインだけ。追い掛けてみましょう。 「ピアノ」単一の和音の場合、持続音ではないので分かり難いことがあります。 しかし、 「バス」ラインは、「ボォ〜ン」という「太く」、ベース的な余韻のある特徴音ですので、その感覚を捉えましょう。 また、この「ボォ〜ン」という音は、「ワンテンポ」遅れて、徐々に聞えてくる感じがします。 なので、「(ん)ボォワァ〜ン」と表現すればよいでしょうか・・・ ^^ 最後の方の、「ワァ〜ン」の余韻はよく分かりますね。。。 |
■ Am調 |
![]() ♪ ran-dai-Am1.0 |
■ F調 |
![]() ♪ ran-dai-F1.0 |
■ Dm調 |
![]() ♪ ran-dai-Dm1.0 |
■ G調 |
![]() ♪ ran-dai-G1.0 |
■ Em調 |
![]() ♪ ran-dai-Em1.0 |