オルゴール用・作曲・編曲・音楽理論 T-20
20弁(20N)用

【目次】

講座

T

 講座No

ファイル名

内容
  第11回 T-11 mb-111  「作曲・編曲」(基礎)・例@ 「3コード」
  第12回 T-12 mb-112  「作曲・編曲」(基礎)・例A 「ダイアトニック・コード」 
  第13回 T-13 mb-113  「作曲・編曲」(基礎)・例B 「ノン・ダイアトニック・コード」1。(セカドミ)
  第14回 T-14 mb-114  「作曲・編曲」(基礎)・例C 「ノン・ダイアトニック・コード」2。(パッシング)
  第15回 T-15 mb-115  「作曲・編曲」(基礎)・例D 「ノン・ダイアトニック・コード」3。(その他)
  第16回 T-16 mb-116  「作曲・編曲」(基礎)・例E 「F調」
  第17回 T-17 mb-117  「作曲・編曲」(基礎)・例F 「G調」
  第18回 T-18 mb-118  「作曲・編曲」(基礎)・例G 「Am調」
  第19回 T-19 mb-119  「作曲・編曲」(基礎)・例H 「伴奏」1
  第20回 T-20 mb-120  「作曲・編曲」(基礎)・例I 「伴奏」2。(錯聴)
  第21回 T-21 mb-121  「作曲・編曲」(基礎)・例J 「まとめ」(オルゴールらしくするには)





T-20
20弁(20N)用・基礎
「作曲・編曲」(基礎)・例I 「伴奏」2









。 テーマ      

  

1。 「作曲・編曲」(基礎)・例

20弁(20N)用のオルゴールの場合です。
「作曲・編曲」(基礎)・例についてです。 

「伴奏」関係についての補完です。







。 「伴奏」の補完2     

2-1。 「錯聴」 (耳の錯覚)

「錯視」(目の錯覚)は、よく知られていますが、同じように、「錯聴」(耳の錯覚)もあることが、ネットでわかりました。 確かに、なんとなく、それは感じてましたが、改めてそのことについて考えてみます。

譜は、「クラシック・ギター」の名曲。 「アルハンブラの思い出」の冒頭です。
実際の演奏は、@なのですが、なんとなく、Aのように聞こえます。

トレモロである「メロ」(上向きの棒)を見ると、@は、「8分音符」毎は、「音のない(欠落)」「休符」になっています。 しかし、「聴く」と、Aのように、「メロ」「休みなく繋がって」トレモロが鳴っているかのように感じます。

もちろん、「意識を集中」して聴けば別ですが、通常は、「漠然」と聴きますし、「メロ」だけ聴いているわけではなく、「伴奏」関係にも意識が行きますので、「意識は散漫」となり、「錯聴」(耳の錯覚)「メロ」「繋がって」聴こえるのでしょう。

これは、「脳」で無意識に、「欠落」音を、「補完」しているそうです。



@。実際の演奏




A。錯聴 (耳の錯覚)




■ また、バイオリン曲などには、「無伴奏」というものがあります。
バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」「シャコンヌ(BWV1004)」(音源あり)は有名です。 バッハのバイオリン曲といえば、「シャコンヌ」といってもいいほどの名曲ですね。

「無伴奏」曲とは、通常、「バイオリン」ソロでは、「ピアノ伴奏」が付くのが普通です。
しかし、「無伴奏」曲は、「ピアノ伴奏」がなく、「バイオリン」だけで、まるで「伴奏」があるかのように書かれている。 奏される曲のことです。

これも、「錯聴」(耳の錯覚)ですね。
「注意深く」聴くと、確かに、「バイオリン1本」のみで奏しているのはわかるのですが、そのことを知らず、「漠然」と聴けば、また、「初めて聴く」人には、「バイオリンの2重奏」のような合奏に感じるでしょう。

ということで、「音楽」作曲技法では、「錯聴」効果を利用したものがあると思います。
そんなわけで、「オルゴール」「出せない音」についての対策を書いてみます。





2-2。 「出せない音」の対策。 (「Am調」の「ソ♯」)

「Am調」の場合でやってみますと、「Am調」では、「ソ#」が出せません。
@。この例のように、の音が出せません




♪120.2a
@。対策・前。 (メロ「ソ#」あり)
(ハープ音)




♪120.2b
A。対策・後。  (メロ「ソ#」なし) [E7(ミ・シ・レ)のアルペジオ]
(ハープ音)


A。そこで、「メロ」のところを、「アルペジオ(分散和音)」で奏してみます。
もちろん、「E7」「ミ・ソ#・シ・レ」ではなく、「ソ#」をはずし、「ミ・( )・シ・レ」です。

このようにすると、「意識」して聴けば、「ソ#」「欠落」は感じますが、「初めて」それを言われず聞かされれば、あまり気になりません。

ちなみに、「アルペジオ(分散和音)」でなく、「同時和音」だと、「?」と感じてしまいますね。
要は、「速度」「間隔」「伴奏の書き方・奏仕方」の工夫によります。





2-3。 「出せない音」の対策。 (「G調」の「ファ♯」)

■ 以前、T-17では、「G調」「ファ#」の音が「メロ」の曲だけ、演奏・可。ということでした。
しかし、それですと、当然、「限定」されてしまいます。 ということで、


■ 同じく「G調」の場合でやってみますと、「G調」では、「ファ#」が出せません。
@。この例のように、の音が出せません




♪120.3a
@。対策・前。 (メロ「ファ#」あり)
(ハープ音)




♪120.3b
A。対策・後。  (メロ「ファ#」なし) [D7(レ・ラ・ド)のアルペジオ]
(ハープ音)


A。そこで、「メロ」のところを、「アルペジオ(分散和音)」で奏してみます。
もちろん、「D7」「レ・ファ#・ラ・ド」ではなく、「ファ#」をはずし、「レ・( )・ラ・ド」です。





2-4。 「出せない音」の対策。 (「F調」の「シ♭」)

■ 以前、T-16では、「F調」「ファ#」の音が「メロ」の曲だけ、演奏・可。ということでした。
しかし、それですと、当然、「限定」されてしまいます。 ということで、


■ 同じく「F調」の場合でやってみますと、「F調」では、「シ#」が出せません。
@。この例のように、の音が出せません




♪120.4a
@。対策・前。 (メロ「シ♭」あり)
(ハープ音)




♪120.4b
A。対策・後。  (メロ「シ♭」なし) [B♭M7(ファ・ラ・レ)のアルペジオ] =[上段]
(ハープ音)


A。そこで、「メロ」のところを、「アルペジオ(分散和音)」で奏してみます。
もちろん、「B♭M7」「シ♭・レ・ファ・ラ」ではなく、「シ♭」をはずし、「( )・レ・ファ・ラ」です。
ただし、[上段]=「ファ・ラ・( )・レ」。にボイシングする。






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