オルゴール用・作曲・編曲・音楽理論 V-3
33弁(33N)用

【目次】

講座

V

 講座No

ファイル名

内容
  第1回 V-1 mb-21  「基礎知識」(制約・前提)/「音楽理論」
  第2回 V-2 mb-22  「作曲・編曲」(応用)・前書き
  第3回 V-3 mb-23  「作曲・編曲」(応用)・例@
  第4回 V-4 mb-24  「作曲・編曲」(応用)・例A
  第5回 V-5 mb-25  「作曲・編曲」(応用)・例B
  第6回 V-6 mb-26  「作曲・編曲」(応用)・例C
  第7回 V-7 mb-27  「作曲・編曲」(応用)・例D
  第8回 V-8 mb-28  「作曲・編曲」(応用)・例E
  第9回 V-9 mb-29  「作曲・編曲」(応用)・例F
  第10回 V-10 mb-30  「作曲・編曲」(応用)・例G
  第11回 V-11 mb-31  「作曲・編曲」(応用)・例H
  第12回 V-12 mb-32  「作曲・編曲」(応用)・例I
  第13回 V-13 mb-33  「作曲・編曲」(応用)・例J 「転調」と「音域」の変更





V-3
33弁(33N)用
「作曲・編曲」(応用)・例@









。 テーマ      (指示なきは「C調」)

  

1。 「作曲・編曲」(応用)・例

33弁(33N)用のオルゴールの場合です。 「作曲・編曲」(応用)・例です。

■ 「作曲・編曲」の「手順」アウトラインです。 大別しますと、【A】⇒【B】手順で行います。


  【A】「ピアノ(ソロ)用」に、「作曲(編曲)」する。
         ↓
  【B】「オルゴール用」に、「編曲」する。


というように、「2段階」で行います。 
なぜかといいますと、「直接」オルゴール用に編曲するのは、相当の熟練が必要だからです。







。 【A】。「ピアノ(ソロ)」用に「作曲(編曲)」    

2-1。 「ピアノ(ソロ)」用に「作曲(編曲)」=[原曲]

■ まず、「ピアノ(ソロ)」用に、「作曲(編曲)」します。

この「作曲(編曲)」の仕方については説明しきれませんので、必要の方は、「別講座」の解説をご覧ください。





「ピアノ(ソロ)」用「作曲(編曲)」 = [原曲]



解説








。 【B】。「オルゴール」用に「編曲」     

3-1。 「オルゴール」用に「編曲」

■ 次に、「オルゴール」用に、「編曲」します。

「オルゴール」「紙カード(楽譜)」は、「大譜表」ですが、
ここでは、オルゴール用の「編曲」の仕方として、「4声体(スコア)」「分離」して「編曲」いたします。

理由は、クラシック「音楽理論(作曲・編曲)」には、「和声法」(他に、対位法)などがあります。
ここでは、「4声体」で行われているためです。

「4声体」とは、「高い」音域から順に、

  「ソプラノ(S)」
  「アルト(A)」
  「テノール(T)」
  「バス(B)」

声部(ライン。パート)の構成体のことです。 要するに、「4つのパート」に分けて考えるわけです。

また、ケースバイケースで、下記のようにもいいます。 
説明時、このような呼び名も使う場合がありますのでお願いいたします。

  「ソプラノ(S)」         =「上声」。    (外声)
  「アルト(A)」。「テノール(T)」 =「中声(1。2)」(内声)
  「バス(B)」           =「下声」。    (外声)

ということで、「4声体」で「作曲(編曲)」を考えることが便利かと思いますので、ここでもそうしたいと思います。

余談ですが、「4声体」(和声法)を編曲するのは至難です。 
「ポイント・コツ」は、「外声(S・B)」優先・重視してください。 
「内声(A・T)」も、大切なわけですが、どうしても調整しざるを得ない場合は、内声省略・変更するようにするとよいでしょう。



■ 先の【A】(ピアノ・ソロ用)の曲を、【B】(オルゴール用)の曲に「編曲」いたします。

「トラック名」(パート・ライン・声部)は、下記に対応していると見てください。

  オルゴール1=「ソプラノ(S)」
  オルゴール2=「アルト(A)」
  オルゴール3=「テノール(T)」
  オルゴール4=「バス(B)」

そうしますと、譜例のように「4声体」に書き直せます。
また、「オルゴール用」演奏できないところは、「修正」しました。

クラシック「音楽理論(作曲・編曲)」については、説明しきれませんので、「和声法」(対位法)などについては、別講座で必要な方はお願いするといたしまして、その他、「修正」した箇所と、簡単な解説を書いてみたいと思います。



ちなみに、「活字数・文面」長くなりますと、「長文・読みづらい」かと思いますので、
ポイントに絞り「類似」したような修正箇所説明は、割愛させていただきます。




「3小節め」「オルゴール3」「4」のパートにおいて、「ファ」「ファ#」が、一部時間的に重複していますが、出だしのタイミングずれているのでOKとします。 【チェックポイントB】

また、本来は、「オルゴール3」「T・テノール」。 「4」「S・バス」なので、「バス」のほうが低い音としたほうがよいのですが、「構造上・制約」があるので「バス」をこれ以上、低くできないので「解決策」として「妥協」します。 よって、「T」「B」「音程」「逆転」「交叉」しています。

とにかく、「最低音」は「ド」までですので、「バス」の処理が悩み処ですが、「転回」「別の音」にするか、「オクターブ上」に移動するかのどちらかでしょう。 また、「コード表記」は特に気にせず妥協して参考程度に読んでください。

以下同様「パート」「音程」「交叉」しているところはコメントしません。 【チェックポイントC】

「4小節め」「オルゴール3」「4」のパートにおいて、「同音連打」回避のため「アルペジオ」変更。



 


「7小節め」「オルゴール3」「4」のパートにおいて、「同音連打」回避のため「G7/D」に変更。

「8小節め」「オルゴール2」「3」のパートにおいて、「ミ」一部時間的に重複していますが、出だしのタイミングずれているのでOKとします。 【チェックポイントB】

「9小節め」「オルゴール2」「3」のパートにおいて、「ファ」一部時間的に重複していますが、出だしのタイミングずれているのでOKとします。 【チェックポイントB】
 


 


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以上、「オルゴール」用の「編曲」でした。
このように、「4声体」「分解(分離)」すると考えやすいわけです。

どうしても、「一気」「オルゴール」用の「編曲」を、「直接」やりたくなりますが、
「面倒」でも、この手順のほうが、結局、いいと思います。

でないと、なかなか「頭の中」だけでこれらの処理をするのは、大変です。





3-2。 「チェック・ポイント」と「修正」のまとめ

「オルゴール」用「編曲」する際の「チェック・ポイント」「修正」のまとめです。


  【チェックポイント@】「音域」(低い「ド」高い「ラ」)と、「低い「ド#(レ♭)」は、不可
       ↓
      【修正】。「オクターブ・上下・移動」する。 (特に、「バス」は注意)
      【修正】。「別の音」に変更する。 「転回」等。


  【チェックポイントA】「8分音符・以下」「同音」は、不可。(ゆっくりなテンポの曲は除く)
       ↓
      【修正】。「4分音符・以上」にする。 
      【修正】。「別の音」にする。 「省略」する。

         他、「同時・和音」「8分音符・連打」は、
           ・「分散・和音(アルペジオ)」化して回避する。
           ・音の「省略」
           ・経過和音刺繍和音などの「隣接音(2度)」も使用して回避する。


  【チェックポイントB】。パート間で、「一部・重複」「同音」は、タイミングのずれがあるのでOK

  【チェックポイントC】。パート間で、「交叉(逆転)」しても、OK。 (ただし、ケースバイケース)



■ その他、工夫として、「強弱」はできないので、「和音数」「増減」などで対応する。

「4分音符」のリズムや和音で「間」が持たない(音が伸びないため)場合は、一部の音を「8分音符」分、遅らせる(ずらす)などして、ジクザグ風のアルペジオにし「8分音符」「リズム」になるようにするとよい場合がある。

「Aメロ」「Bメロ」の曲の場合、「Bメロ」の音域「高すぎる」ときは、「転調」して「音域」を「下げる」方法もある。

■ 全般的に楽譜上の「音価」「実際」の「演奏・発音」一致しない場合もありますが妥協します。
また、「休符」個別消音できませんので、消音させられないケースがあります。 ということで、

「オルゴール」では「構造上の制約」優先しますので、
「ピアノ」などの演奏のようにはできませんので、「妥協」して扱ってください。





3-3。 「オルゴール」用の「楽譜(大譜表)」にする

「オルゴール」用「楽譜(大譜表)」にしておきたいと思います。

「4声体」表記を優先しましたので、
「パート」「交叉」「棒の向き」が上下「逆」「一部・重複」する場合があります。 また、
制約のある「オルゴール」用のため、「コード」表記も柔軟に対応しましたのでご容赦ください。

 


♪aef







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