ピアノ伴奏法A U-1
「ピアノ・ソロ・アレンジ」のやり方

【目次】

講座

AU

 講座No

ファイル名

内容
第1回 U-1 p2-21  「ピアノ・ソロ・アレンジ」例1 
第2回 U-2 p2-22  「ピアノ・ソロ・アレンジ」例2
第3回 U-3 p2-23  「ピアノ・ソロ・アレンジ」例3
第4回 U-4 p2-24  「ピアノ・ソロ・アレンジ」例4
第5回 U-5 p2-25  「ピアノ・ソロ・アレンジ」例5
- U-0 p2-20  「ピアノ・ソロ・アレンジ」まとめ





U-1
「ピアノ・アレンジ」の例
「ピアノ・アレンジ」の例1








。 テーマ      (指示なきは「C調」)

  

1。 「ピアノ・アレンジ」の例

「ピアノ・アレンジ)」の例です。
「ピアノ・アレンジ」「内容。過程の手順」の例を行います。







。 「ピアノ・アレンジ」 (アウトライン)     

2-1。 「メロ」と「コード」づけ

まず、「メロディー」を書き、「コード」を付けます。

【備考】

「メロディー」を書く。「コード」を付ける。件は、
「作曲」となりますので、この講座では、「省略」いたします。

必要な方は、下記、「作曲」関係を参照ください。
  ・「講座」      ◆ 「超・作曲入門」  ◆ 「作曲・入門」  ◆ 「作曲・初級」
  ・「歌作りナビ」  ◆ 「超・作曲入門」  ◆ 「作曲・入門」



■ 例は、「メロディー」を書き、「コード」を付けました。

「メロの書き方」「コードの付け方」については、省略します。
例は、「2部・形式」。 すなわち、「A+B」メロの形式です。


【備考】

「作曲ソフト」および「楽譜編集作業」の都合上、「ピアノ・ソロ」「大譜表」の表記ではありませんが、
「ピアノ・ソロ」「大譜表」のつもりで、ご覧ください。
「上段」は、「右手」。 「下段」は、「左手」。です。 


「コード進行」について、「C調」ですが、「Bメロ」前半あたりは、「Am調」で部分転調し、
まもなく「C調」「復帰」しています。





【備考】

「コード」は、編曲するための「目安・参考・下書き」のためですから、
「3和音」でも「4和音」でも結構です。

また、自分なりに、「ポジション」「目安・参考・下書き」にも使うと便利です。
ということで、「コード」は、ざっと簡単に書いておけばいいです。





2-2。 「アレンジ・完成」版

「アレンジ・完成」版です。 







【備考】

ちなみに、楽譜の書き方ですが、把握しやすいよう、「4声体」風に書いてあります。
実際には、もっと「シンプル」に書いても結構です。







。 「ピアノ・アレンジ」 (詳細解説)     

3-1。 「コードづけ」

■ 例は、「2部・形式」。 すなわち、「A+Bメロ」の形式です。

「コード進行」について、「C調」ですが、「Bメロ」前半あたりは、「Am調」で部分転調し、
まもなく「C調」「復帰」しています。


・詳細は、長文になってしまいますので、「ポイント」解説でいたします。
「5小節め」「C7」は、 「C7-F」「セカドミ」です。

「6小節め」「F#dim」は、「パッシング」コードです。 
  「F-F#dim-G7」と、バス「半音階」進行でアプローチしています。
  例では、「F#dim」は、「半音下」から、「G7」アプローチしています。

「10小節め」「A7/C#」は、「A7-Dm」「セカドミ」です。


ちなみに、「セカドミ」時の注意ですが、「セカドミ」をすると、「変化音(#・♭)」ができます。
ですので、「メロ(C調)」との兼ね合いに注意してください。

例えば、「5小節め」「C7」は、「4拍め」にありますが、仮に、「3拍め」からする場合は、
「メロ」「シ」と、「C7」「シ♭」ぶつかりますので、「メロ」「シ♭」変更するか、
例のように、「4拍め」に、コードの位置を少し、遅らせたほうが無難です。





【余談】

「6小節め」「F#dim」は、詳細にいうと「ファ#・ラド・ミ♭」の「4和音」「F#dim7」のことですが、
「3和音」「F#m♭5」の「ファ#・ラド」でも、可能です。

「〇dim」は、習慣的に、「4和音」「〇dim7」を指しますが、
「3和音」「〇m♭5」を指す場合もありますので注意しましょう。 





3-2。 各「フレーズ」と「余白」

各「フレーズ」と「余白」のポイント

「フレーズ」や、メロの「余白」部分は、特徴があります。
もちろん、ケースバイケースで多様ではありますが、ある程度のパターン特徴を掴んでおくことがポイントです。



■ 各「フレーズ」のポイント

「1〜2小節め」。 Aメロ出だしです。 例では、ジクザク8ビートのアルペジオを設定しました。

「3〜4小節め」。 前回は同じパターンですが、ベース白玉

「5〜6小節め」。 「クライマックス」前半ですので、「6小節め」のアルペが「躍動」しています。

「7〜8小節め」。 Aメロ「終盤」です。 「ブレーキ」をかけ減速。 「終止感」を作ります。



「9〜10小節め」。 Bメロです。 Aメロとの「対比」を意識します。
  例では、「リズミカル(Aメロ)」「落ちついた感じ(Bメロ)」に変化。

「11〜12小節め」。 同型の反復

「13〜14小節め」。 Aメロの使い回しです。

「15〜16小節め」。 Aメロの使い回しです。 





「余白」のポイント

「2小節め」。 「8ビート」のアルペ継続して繋ぎます。 バス「白玉」に変更。
  ちなみに、ここでは、「ラ−ファ−ラ」「飛躍(3度以上)」したアルペで繋いでいますが、
  例えば「ラ−ソ(#)−ラ」などの「順次(2度)」でもできます。

  この「飛躍(3度以上)」「順次(2度)」を使い分けると、「重複・不可」が発生した場合の回避
  一手段になりますので、覚えておきましょう。

「4小節め」。 少し違った、「8ビート」の山型のアルペを継続して繋ぎます。

「6小節め」。 「アルペ」で繋ぎ。

「8小節め」。 ここは、「Bメロ」の直前ですので、「導入」用に、「Am」の「X7」である「E7」
  置きました。 もっとも簡単な方法ですね。



「10小節め」。 「4分音符」の和音で、アクセントを作り、繋ぐ。

「12小節め」。 「4分音符」の和音で、アクセントを作り、繋ぐ。

「14小節め」。 「アルペ」で繋ぎ。

「16小節め」。 「余韻」を作らない、3連発「同時和音」の「キメ」。 パターン的な終止です。





3-3。 「その他・アレンジ」

「その他・アレンジ」のポイント

「1〜2小節め」。 「バス」ランニング(ベースランニング)。 内声は、「ドドドド」同じ音は、
  「ペダルポイント(保持音)」的な書き方です。 「ペダルポイント(保持音)」とは、マクロ(全体)的な
  視点で「調性」の色を出して、効果を作るものです。 

  要するに、「C調」では、「主音・ド」。または、「属音・ソ」を強制的に連続的に挿入する。 
  鳴らし続けるものです。 例では、「主音・ド」です。
  実際の「ペダルポイント(保持音)」は、もっと、「長い」区間鳴らし続けます。

「3〜4小節め」。 普通の「アルペ」ですが、「8ビート」の部分で、「ソ-ファ-ソ」「順次」型と、
  2小節め「ラ−ファ−ラ」「飛躍(3度以上)」型は、先にも説明したように、
  「重複音・回避」時の一手段になりますので、ケースバイケースで使い分ける重宝です。

「5〜6小節め」。 ここでは、「バス」だけでなく、「内声」も、「メロディック」に動いています。
  「ド-シ-シ♭-ラ-(ファ)」と、クリシェ風になってもいます。 また、「6小節め」のリズムも、
  「タタータ」的な飛躍的なリズムに変化しています。

「7〜8小節め」。 「終止」部ですので、ブレーキ感の工夫。

「9〜10小節め」。 「付点の白玉」を使い、雰囲気変えています。
  「バス」もできるだけ意識して繋ぎましょう。 「同時和音」のときは、「内声」は、それほど、
  気にしなくてもいいです。 もちろん、意識してもいいのですが、余裕があったらで結構です。

  以下、省略。





「その他」

「和声(各・パート)のの流れ」。 「内声」「バス」ライン。 「副・対旋律」の挿入などを、できる範囲で書きましょう。

また、「リズムの変化」「同時和音⇔分散和音」「バランス・対比・変化」などの検討など。



【備考】

「ベース(バス)」ラインについては、抜き出してみるとこうですが、(前半のみ)
「アレンジ譜」でも、「下段」の「下向きの音符」が、「バス」ですので、改めての表記は省略します。

「左手」で、「同時・和音」「8度超(10度など)」の箇所で、難しい場合は、
「分散・和音(アルペジオ)」で弾くか、または、「右手」に、伴奏の一部を、分担させたり、
または、「オクターブ下げ」たり等して、変更(変更後の譜)してください。



【余談】

「ピアノ・アレンジ」ですが、「オーケストラ(アンサンブル)」のアレンジほど、「和声法・4声体」理論を意識しなくてもいいです。

なぜなら、「ピアノ」の場合、「オケ」と違い、「楽器(音)」は、「持続音」ではない。 また、「オケ」はパート別に楽器が違いますから、「音色」も違い、「4声体・パートの区別」もしやすいですが、「ピアノ」は「単一の音色」ですので、わかりづらいわけです。

また、演奏的な配慮もあり、いろいろと「ピアノ」と「オケ」では異なりますので、むしろ「4声体」を意識しすぎると、「変化」や「躍動感」が阻害されます。

ということで、「和声法・4声体」理論を学習してしまうと、そればかりに囚われてしまいやすく、その他の音楽要素にまったく、目がいかなくなりやすいのですが、「和声法」「美しいハーモニー」の理論であり、「その他」の音楽要素については書かれていないわけですから、「和声法」だけを特出する必要はないわけですから、「一音楽要素」として意識する程度で結構です。

ジャンルにもよりますし、「音楽要素」や「理論」があるわけですから、「和声法」は単に「一理論。一要素」だと考えましょう。 そうすると、変な「思い込み」。 呪縛から解放され、「気軽」に「アレンジ」ができるようになるかと思います。





■■■ まとめ ■■■

以降、何曲か、アレンジの解説をしていきたいと思います。






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