ポピュラーピアノ・作曲 V-4
ポピュラーピアノのポイント

【目次】

講座

V

 講座No

ファイル名

内容
  第1回 V-1 pp1-31  「コード」関係
  第2回 V-2 pp1-32  「コード・アレンジ」関係
  第3回 V-3 pp1-33  「伴奏法・ヴォイシング」関係
  第4回 V-4 pp1-34  「コード・アレンジ」(転調)
  第5回 V-5 pp1-35  「短調」(音階選択)
  第6回 V-6 pp1-36  「4声・スプレッド」
  第7回 V-7 pp1-37  「Am調-C調 部分転調」





V-4
ポピュラーピアノのポイント
「コード・アレンジ」(転調)









。 テーマ      (指示なきは「C調」)

  

1-1。 「コード・アレンジ」(転調)のポイント

「ポピュラーピアノ・作曲」に関係する「コード・アレンジ」(転調)のポイントです。







。 「コード・アレンジ」(転調)のポイント     

■ 「コード・アレンジ」(転調)のポイントです。





「コード・アレンジ」(転調)

■ 「コード・アレンジ」(転調)についてです。

「コード・アレンジ」については、「V-2」で行いましたが、そこで行いました内容は、いわば「アレンジ」の「小さな変化」です。

確かに、「コード・アレンジ」すれば、それなりの味付けをすることはできますが、いうなれば、「右」を選択したか、「左」を選択したか・・・程度の、しても、しなくても、大して変わらない「小さな変化」かもしれません。

やはり、「ダイナミック(大きな)」に変化させるとなると「転調」となります。
しかし、「転調」簡単ではなく、実際には、難易度の高い技法です。

ということで、今回は、「コード・アレンジ」の関係から、アプローチしてみようと思います。





「コード・アレンジ」(転調)のやり方。 [前書き]

■ 「コード・アレンジ」(転調)のやり方です。

ホームページでは、表形式が書きづらいので、「別紙(ts)」をご覧ください。
例では、「C調」(長調)「Am調」(短調)を基にした、「部分・転調」の例です。

また、例では、「部分・転調」をやります。 「部分・転調」は、効果も高いですし、難易度も高いですので、これができれば、かなりのレベルアップができます。

それから、「転調」の場所ですが、「楽節」内の「前半(1〜4小節)」「転調」し、「後半(5〜8小節)」「復調」する想定です。

やはり、「転調」の効果を発揮するためには、ある程度の区間があったほうが効果的です。 そうしますと、こんな感じで「部分・転調」するのが目安ではないでしょうか。

「転調(復調)」の仕方ですが、「転調」の技法はいろいろありますが、一つ、自分の得意な技法をマスターするのが大切でしょう。 ということで、例では、


「転調」(前半)は、「ピボット」で、できれば「ピボット転調」する。 

できなければ、「終止」をもって転調する方法をとります。
すなわち、「W-T」「X-T」があれば、それを利用して、次から、転調する。
なければ、「T」を挿入して、「意図的」に作る。

例では、全て、「終止」(「W-T」。「X-T」)をもって「転調」する方法をとりました。


「復調」(後半)は、今回、「ピボット」でやってみます。 (もちろん、「終止」による方法でも、構わない)





「コード・アレンジ」(転調)のやり方。 [例・解説]

■ では、「例」による解説です。 「別紙(ts)」を開いてください。

一部、解説すればいいかと思いますので、
1/4ページ。 例1。 冒頭、解説してみたいと思います。
「C調」「ハーモナイズ」したコード進行です。 これを、「部分・転調」してみたいと思います。



「リハモ1」。 

まず、「2小節め」で、「終止」させる方法で、転調してみます。
「2小節め」Fの後に、T度のCを挿入し、「W-T」終止をします。

そのため、下記、「C-F-C」としました。 この曲を基に、以降「部分・転調」していきます。
 


「リハモ1」
「C-F-C」(1〜2小節め)



♪(ten1-1)





「リハモ2」。 「Am調」(3〜5小節め)「部分・転調」(終止による)

最初は、「Am調」「部分・転調」(3〜5小節め)をやってみます。
「5小節め」「Am調」ピボット転調復調する場合を考えてみます。

「3小節め」以降「Am調」に移行させるために、「ハーモナイズ」したときの「C調」のコード進行の度数に合わせ、「Am調」に当てはめてみます。

そうしますと、
「U-X-(T)となります。 
この(T)だけは、ピボットにより「復調」する必要があるので、「(T)」にします。
ここがポイントですが、要するに、「部分・転調」し、異なる「調性」が連結するわけですから、調整が必要になる場合があります。

結局、「Am調」の部分は、「Bm7♭5-E7-Am」となります。
そして、「Am」復調します。

これをみますと、特に、コード進行に不自然な点はありませんので、「部分・転調」ができました。
 


「リハモ2」
「Am調」(3〜5小節め)「部分・転調」(終止による)



♪(ten1-2)





【追記1】 1/4ページの下部。 「Am調」(3〜5小節め)「部分・転調」(ピボット転調)

折角ですので、「リハモ2」において、「前半(3小節め)」★で、「ピボット転調」する場合の例も記しておきました。 「3小節め」「Dm」により「ピボット転調」しました。

ちなみに、今回は、偶然、問題はありませんが、この「ピボット転調」する部分も、連結に不具合が生じた場合は、調整します。



【追記2】 

「同主調・Cm調」がなかったので、ついでにやっておきますと、

C-F・C-Dm-G7-Am-F-Dm・G7-C を、例えば、
C-F・C-Dm7♭5-G7-A♭-Fm-Dm7♭5・G7-C と、「準固有」和音で代理する。

C-F・C-Dm-G7-A♭-Fm-Dm7♭5・G7-C と、「G7」で「ピボット」し、「転調」。「復調」すればいいです。



「リハモ2」 「ピボット転調」
「Am調」(3〜5小節め)「部分・転調」(ピボット転調)
 


♪(ten1-2p)





「リハモ3」。 「F調」(3〜6小節め)「部分・転調」

もう一例、やってみます。 「F調」「部分・転調」(3〜6小節め)です。
次は、。 「6小節め」「F」によりピボット「復調」
すなわち、「3〜6小節め」を、「F調」「部分・転調」してみます。

そうしますと、「F:U-X-Y-(T)」となります。 
この(T)だけは、ピボットにより「復調」する必要があるので、「(T)」にします。

そうすると、コード進行は、「F:Gm-C7-B♭-F」となりますが、B♭今一なので、



再度、リハモ3.1すると、

「F:U-X-(V)-(T)」。 「F:Gm-C7-Am-F」となります。
(V)も、調整が必要になりましたので、(カッコ)しています。



「リハモ3.1」
「F調」(3〜6小節め)「部分・転調」



♪(ten1-3.1)



このように、コード進行が今一の場合は、どこかで調整する必要がありますが、できるだけ
「修正箇所を少なくてすむ」よう、「復調」する「最後付近」「帳尻合わせ」するとよいでしょう。

ということで、「転調」の「リハモ」時は、「コード進行」の調整が必要になる場合があるので注意してください。 やはり、ここが「難点」でしょう。

それと、「メロディー」がある場合は、「メロディー」の調整も必要な場合が多いです。
「部分・転調」は、いわば、「部分」的な「移調」の要素を持っています。

しかし、例外はありますが、大抵、「部分」的「移調」にすると違和感がでますので、調整が必要となりますが、これは、作曲の「転調」の関係をご覧ください。




■ 以上、冒頭の解説でしたが、以下、同様に、「復調」(ピボット)を目安に、「部分・転調」を試みる方法です。 

2/4ページ「例2」は、「C調」(長調)の別の例です。
3/4ページ「例3」は、「Am調」(短調)の例です。
4/4ページ「例4」は、「Am調」(短調)の別の例です。


ということで、「部分・転調」のやり方でしたが、これは、各自の転調技法。スタイルがあるかと思いますので、自分なりの得意なやり方をお探しください。







。 「コード・アレンジ」(転調)のポイント 2     

「U-X-T」の部分転調についてやってみます。  「別紙(ts2)」の転調の考察もどうぞ。




「コード・アレンジ」(転調)のやり方。2  [例・解説]

「U-X-T」。(X-T)を分割代理の部分転調についてやってみます。
「U-X-T」とは、元は「X-T」ですので、よくある進行ですが、これを利用して転調するケースを見てみます。



「ハーモナイズ」。 

まず、「ハーモナイズ」した曲です。 「Am調」「Aメロ」です。

「前半(2〜3小節)」「後半(6〜7小節)」似たような、繰り返すようなコード進行になる場合はよくあります。 ここでは、「U-X-T」「前半」「後半」で見てみると、転調なしで書いてあります。

これを「部分・転調」して一工夫してみます。 それが、次の「リハモ」です。
 


「ハーモナイズ」(Am調)




♪(ten2-1)





「リハモ」。 「部分・転調」

「リハモ」した例です。

「後半(6〜7小節)」を、「C調」「U-X-T」にしました。 すなわち、

  「前半(2〜3小節)」「U-X-T」は、「Am調」。  Bm7♭5-E7-Am
  「後半(6〜7小節)」「U-X-T」は、「C調」。   Dm7-G7-CM7  です。

要するに、元は、「Am調」だったところを、「C調」読み替えただけです。
また、「メロ」は、必要に応じ書き換えます。

ちなみに、「C調」でなくても、他の調性でもOKです。
「C調」ですと、「平行調」ですので、「ピボット転調」でもあります。

そのため、気が付きにくく、さり気なく転調するのが特徴です。
このような転調はよくありますので覚えておくと便利です。



「リハモ」(Am調)
「後半(6〜7小節)」「U-X-T」「C調」にする



♪(ten2-2)






。 「コード・アレンジ」(転調)のポイント 3     

「U-X」の部分転調についてやってみます。




「コード・アレンジ」(転調)のやり方。3  [例・解説]

「U-X-T」をやりましたので、関連のある「U-X」の部分転調についてもやってみます。

「U-X-T」は、「終止」の後の転調ということで、一般的ですが、
「U-X」の部分転調というのも「ポピュラー」ではよく見かけます。

これは、「U-X」-「U-X」・・・。 というように、「ツー・ファイブ」の連続・連結でも、部分転調できるものです。

「トニック」がないので、違和感がありますが、「Bメロ」などの激しい展開では、この「ツー・ファイブ」の連続・連結がよく使われます。 ということで、解説してみたいと思います。



「U-X」の部分転調。 

例のカデンツを見てみますと、「終止形(X-T)」による転調もしていますが、
最初の C調:「U-X」で、次へ転調しています。

このように、「U-X」-「U-X」・・・。 による転調があります。

   C調:  U-X
   Dm調: U-X-T
   Am調: X-T-U-X-T

また、実践では、このように、「終止形(U-X-T)」による転調なども交える場合も多いです。
ということで、既存曲を分析してみると、「調性」簡単に読み取れない場合があります。

そんな場合には、このような「部分転調」をしていないか調べてみてください。
「調性」の判断材料は、「ドミナント7(V7)」ですが、いろいろな「X7」がでてきたり、また、「7」が付いていないコードがあったりしたら、「X7」であるケースも多いです。

ということで、「調性」簡単に読み取れない場合は、今回のところを探ってみると「ポピュラー」ではよいでしょう。
 


「U-X」の部分転調 (C調)

C調:U-X。  Dm調:U-X-T。  Am調:X-T-U-X-T




♪(ten3-1)







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