ポピュラーピアノ・作曲 V-6
ポピュラーピアノのポイント

【目次】

講座

V

 講座No

ファイル名

内容
  第1回 V-1 pp1-31  「コード」関係
  第2回 V-2 pp1-32  「コード・アレンジ」関係
  第3回 V-3 pp1-33  「伴奏法・ヴォイシング」関係
  第4回 V-4 pp1-34  「コード・アレンジ」(転調)
  第5回 V-5 pp1-35  「短調」(音階選択)
  第6回 V-6 pp1-36  「4声・スプレッド」
  第7回 V-7 pp1-37  「Am調-C調 部分転調」





V-6
ポピュラーピアノのポイント
「4声・スプレッド」









。 テーマ      (指示なきは「C調」)

  

1-1。 「4声・スプレッド」のポイント

「4声・スプレッド」です。







。 「4声・スプレッド」のポイント     

■ 「4声・スプレッド」です。





「4声・スプレッド」

「4声・スプレッド」実践についてです。

「4声・スプレッド」は、別講座において、簡単に触れましたが、今回は「実践例」を行います。
「ピアノ・ソロ」の弾き方の一つとして、「オープン(開離)」がありますが、その中に代表的な
「4声・スプレッド(広い)」があります。

これは、いわば、「クラシック理論」でいう「和声法」です。
「合奏」の基本・基盤である、「4声体」「S(ソプラノ)・A(アルト)・T(テノール)・B(バス)」を書くのと同じです。

「クラシック理論」「和声法」を知っている方は、すんなりイメージが湧くかと思いますが、ほとんどの方は、「クラシック理論」をかじることはないかと思いますが、「ポピュラー理論」に置き換えると、「4声・スプレッド」になるということです。



■ 「実践」といっても、ピンキリですので、まずは「4声・スプレッド」「基本」からお話しします。

簡単にいいますと、「同時・和音(コードトーン)」において、「S-A-T-B」が、

   「1(ルート)-3-7-メロ」。 または、
   「1(ルート)-7-3-メロ」。 の形に積む技法です。

ポイントは、「内声(AT)」に、主に「3」または「7」を置くということです。
基本では、「基本形」の「1(ルート)〜」のコードで弾きますが、応用では、「転回」もあります。

また、「セブンス(4和音)」で基本は考えますが、実践では、「トライアド(3和音)」もあれば、「テンション(5和音)」の場合もありますから、その場合の対処法があります。

それから、「意識」する点として、「縦」「横」があります。
「縦」とは、「コード」の構成音です。 

例えば、「CM7」であれば、「ドミソシ」ですから、できるだけ、この「コードトーン」全てを入れるのがベストです。 しかし、実際には、「重複・省略」しますから、「不完全・和音」になるケースもあります。


「横」とは、「声部(ライン)」の流れです。
クラシック理論を知らない方は、聴き慣れないことばでしょうが、簡単にいえば、代表は「メロディー」です。

一般には、「メロディー」は、「S・ソプラノ」「声部」の流れですが、その他の
「A(アルト)・T(テノール)・B(バス)」についても、「声部」の流れがあるので、それをそれぞれ意識するということです。

また、「ポジション(位置)」も、実践では、「一定しているわけではなく」、「変化」します。
ということで、その他、細々、実践になりますとありますが、その他については、実践例で説明いたします。





「4声・スプレッド」する前の曲

■ では、「4声・スプレッド」する前(参考)の曲を載せておきます。

この曲は、別講座の「ピアノ伴奏法A」 U-3 p2-23  「ピアノ・ソロ・アレンジ」例3  です。



「4声・スプレッド」する前(参考)の曲










「4声・スプレッド」の実践。 [例・解説]

■ では、上記の曲を、「Aメロ」(1〜8小節め)だけ、「4声・スプレッド」いたします。

「Aメロ」と「Bメロ」を対比させるために、「Aメロ」だけ「4声・スプレッド」にするといいです。
すなわち、「Aメロ」「落ち着いた感じ」にし、「Bメロ」「華やかに盛り上げる」わけです。

ただし、「Aメロ」を全て「4声・スプレッド」にすると冗長的になるので、「部分的」「それ以外」の技法で演奏するといいでしょう。 それでは、具体的に説明してみたいと思います。


「基本」は、「1(ルート)-3-7-メロ」。 または、「1(ルート)-7-3-メロ」。 に積むということで、出だしを見ますと「CM7」は、「1(ルート)-7-3-メロ(5)」です。 

次の「C6」は、「1(ルート)-5-3-メロ(6)」。 ですが、Tのライン(声部)を「5」としました。
これは、「C6」のコードトーンのバランスと、Tラインの関係により、選択しました。 このように「例外」も随所に生じますので、ケースバイケースで対応します。


「Em7/G」のように、「転回」の場合は、「1(ルート)」の代わりに、「バス」を配置します。


「2小節め」の後半。 「4小節め」は、「フレーズ」の「余白」部ですので、雰囲気を変えるために、「4声・スプレッド」「以外」にしました。


「2小節め」の後半。 「Em7/G」の、Tラインの「7」と「6」は、「左手」ではなく、「右手」でいいです。



「Aメロ」

「4声・スプレッド」アレンジ部







■ 「全体」について、「縦(コード)」と、「横(SATB)」ラインを意識・確認します。


■ 「コード」は、「完全・和音」になることがベストですが、適宜、「重複・省略」して「不完全・和音」にしてもいいです。 また、「規則」的なことは、ポピュラーでは無理に考慮する必要はありませんが、できる範囲はやってください。


「外声(S・B)」は、自由に動いて結構です。 

「内声(A・T)」は、「コードトーン」の選択と、「ライン(声部)」の流れの2つを意識・注視して、「基本」は、「1(ルート)-3-7-メロ」。 または、「1(ルート)-7-3-メロ」。 に積むわけですが、実践では、拘らず、対応してください。 これがちょっと、難しいです。


ということで、「実践」となりますと、「基本」だけでは「対応」できませんので、細かな対応方法を随時、研究・対処しながら覚えていってください。


「ポジション」も、状況により、上下します。


「テンション」についての配置は、今回は、混乱しますので、割愛します。
簡単にいいますと、「重複・省略」するわけですが、「優先順位」があります。 


■ 余談。

「4声・スプレッド」は、「クラシック理論」でいう「和声法」で、「合奏」の基本・基盤である、「4声体」「S(ソプラノ)・A(アルト)・T(テノール)・B(バス)」を書くのと同じです。

ということで、「合奏」(オケ・アンサンブル)母体として利用できますので、「合奏」で書く場合は、土台となるものですので、「4声・スプレッド」の書き方を練習することは、大変、有効ですのでがんばってください。







「Bメロ」

アレンジなし (そのまま)











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